吹奏楽1  吹奏楽2  吹奏楽3

本番前 練習中(写真1)

本番前 チューニング(写真2)

本番 戦い終わって(写真3)

吹奏楽練習 マーチング&吹奏楽         

   2015年9月13日(日)舞洲にある府民共済スーパーアリーナで、参加数日本一をほこる第28回大阪府マーチングコンテストが開催されました。九中吹奏楽部は今年で4回目の出場となります。夏のコンクールが大きなホールで開催されるのと違い、体育館での開催・・・・・それは、楽器を演奏しながらの行進、曲の雰囲気に合わせながら隊形を作り音楽を奏でることがマーチングだからなのです。

 本番当日の朝 台風等の雨にもたたられ、この日までに楽器を吹きながら歩く練習ができたのはわずか3回。うえーん。この日が4回目の練習となった。場所は豊中市立第十四中学校。グランドで音を出して練習できるのもわずかな時間。10時からは初めての体育館での練習。わずかの時間だったが感覚は少しつかめた。一人の三年生がこう言った。「今年はこの3年間で、一番練習できる時間が少なかった。もう何賞でもいいので、楽しんでマーチングしたい。」

 府民共済スーパーアリーナ バス2台。3年生14人、2年生21人、1年生41人参加、1年生が全体の半分以上となった。高校以上の部をまず見学。お目当ては箕面自由学園高等学校吹奏楽部ゴールデンベアーズである。すばらしい演奏演技に魅了され、高校以上の部が終了した。昼食後楽器を出し、アリーナの近くで音出しと2曲目の「GET IT ON!」の隊形を確認する(写真1)。最後の最後までのりのりで確認する(写真左上)。私はのりよりワカメが好きだが今は関係ない。チューニングの時間がやってきた。チューニング室では、各パートが集まり、まだまだ音の合わない1年生と音を合わせる(写真2)。14分間のチューニング時間が終わり、体育館横で待機。緊張の一瞬である。ドアが開く。かけ声と一緒に体育館の中へ走る。自分の最初の位置を確認。それをドラムメジャーが確認する。楽器を構える合図笛がなる。

本番 1曲目「オリンピックスピリット」のファンファーレが奏でられた。この曲でマーチングの3つの規定課題を行う。30mの正方形のコースを横7列縦11列で一周、32拍の足踏み演奏、中央のラインに沿ってのUターン。練習不足は否めない。左右の足が逆になる、ラインが揃わない、右足で踏むはずのラインを左足で踏んでしまう、止まるタイミングが合わない・・・でも、一生懸命の演奏演技。小さなミスはたくさんあったが、大きなミスはなく1曲目が終わる。2曲目の「GET IT ON!」が始まる。ここからは規定課題もなく、自由に演奏演技できる。ステップを踏む、曲に合わせて楽器の上げ下げ、柔らかなメロディーを表現するために楽器でゆっくりと円を描く。最後は全員が前に詰める。「ヤッ!」の掛け声で終了した。

 本番後 いろいろな想いで体育館を出て写真撮影の場所へ。はいチーズ。私はチーズよりサラミ派だが、誰もはいサラミとは言わない。生徒たちの表情は明るい。わずかな練習時間で臨んだマーチングコンテストだったが、やれることはやった。

 審査発表 全ての演奏演技が終了し、審査発表の時間となった。どの学校もこの一瞬のためにやってきたのだ。賞が発表されるたびに歓声上がる。「プログラム11番 豊中市立第九中学校 金賞ゴールド!」その瞬間九中生から、わーと声が上がったが、えっ!えっ!である。声が小さい。全ての発表が終わり、部長&副部長「先生何かの間違いじゃないですか?あれだけしか練習できていないのに・・・」そう思うのも仕方あるまい。2日前まで動きも決まらず、1日前に何とか形ができ、当日でさえも動きや向きを変更した。「金賞ゴールド!」と聞いて、頭の中は「???」だったようだ。ともあれ、金賞は金賞!おめでとう!よく頑張りました!コンクールの結果ってこんなもの。

結果が全てではない!大事なのは何をしたかだ! 顧問