ボレル写真

ボレル写真2

 ボレル写真3

九中紹介コーナー(写真1)

モンテッソーリ教育(写真2)

モンテッソーリ教育(写真3)

気持ち ~サンマテオ市 ボレルミドルスクール2  

 ボレルミドルスクールへその2です。ボレルミドルスクールの廊下の壁には、九中から送った写真やプレゼントがところ狭しと掲示してあり、姉妹校への愛を感じました(写真1)。施設見学では、南丘小学校の姉妹校であるノースショアビューモンテッソーリ小学校を訪れました(写真23)。そこで、子ども達と交流し、モンテッソーリの教育方法についても学びました。

 モンテッソーリ教育法 といえば、教師を志すもの、大学時代に一度は必ず聞いた名前である。モンテッソーリは、1907年に設立した貧困層の児童を対象とした保育施設「子どもの家」において、その独特な教育法を完成させた。(ウィキペディアより)。自尊感情を高めるために独特の教育用具を工夫した教具をエドケーション トーイという。もちろん、(大阪から)江戸の景色は遠いな、の日本語とはなんら関係がない。それはロケーションだ。ここノースショアビューモンテッソーリ小学校においても、個人の発達段階に応じてエドケーション トーイは活用されていた。ポスターもそうだった。ポスターの左上に、会社名だろうかKimochisと書いている。日本語の「気持ち」?親近感を感じる。ネットで調べたところ、Kimochisとは子どもの心を豊かにするツール(教育用具)を作っている会社だった。

 ポスターには、HAPPY、SAD、MAD、BRAVE・・・など感情を表した個性的な表情のキャラクターがいっぱい(左写真)。向こうの校長先生は、校長室に児童がやって来た時にこどもの感情を聞く。児童は、HAPPY、SAD、MAD、BRAVE・・自分の感情を話す。そして、児童が校長室を出る時に「私は、自分のことをお話してくれたあなたを、誇りに思うわ」と言って送り出す。

 南丘小学校校長先生「大阪の教育に似ている部分があるなと感じました。小学校でも『どんな気持ち』という教材を使って授業していますが、ここでは感情を表した個性的なキャラクターのぬいぐるみまであり、校長先生とお話するコーナーがある。いいなと思いました。」

 モンテッソリー「教師の心得12か条」 モンテッソリーは、子どもと大人のよい関係の指針として、「教師の心得12か条」を示した。そのいくつかを紹介すると、1.環境に心を配りなさい(環境を整え、間接的に子どもを導くことが重要。)2.教具や物の取り扱い方を明快に正確に示しなさい。(子どもに的確な援助をするために、教師は教具の使い方を繰り返し練習しなければならない。)3.子どもが環境との交流を持ち始めるまでは積極的に、交流が始まったら消極的になりなさい。(能動的な精神を持ちながらも、子どもが仕事に集中している時は受動的な立場で、暖かく見守り観察する。)4.探し物をしている子どもや、助けの必要な子どもの努力を見逃さないよう、子どもを観察しなさい。(子どもの喜びを大人の代行で奪ってしまわないように。しかし、助けが必要なタイミングは逃さずに。)5.呼ばれたところへは、駆け寄り、交歓しなさい。(呼ばれたときにすぐ行けば、2,3分ですむことが、そうしなかったために30分かけてもダメということにならないように。)7.子どもの仕事を尊重しなさい。質問したり、中断したりしないように。(大人の一方的な都合で、子どもの仕事を中断したり、妨げたりしないように。)8.子どもの間違いを直接的に訂正しないように。(大人が思っている以上に子どもはプライドが高いので、直接的に間違いを正すのではなく、子ども自身に気付かせるように。また、間違わないように仕向けることもしないように。間違うことで学んでいくのだから。)「おかあさんのモンテッソーリ」(サンパウロ/著:野村 緑)から引用。 実際、実践が難しいこともあるが、教育は、世界共通である。

We are one ! 私たちは一つ  ボレル校の合言葉