7月28日 つながる籠球! 大阪総体 (女子バスケ部)
バスケット 試合序盤だ!(写真1) |
バスケット 試合中盤!(写真2) |
バスケット 試合終了ぞ!(写真3) |
籠 女子 球 大阪総体 3回戦へ!
7月12日、箕面第四中学校体育館に、府下約400校が参加し、全国への道をかけた大阪総体1回戦が行われました。ここ数年九中女子籠球部は、一回戦敗退で結果を残していません。今年の対戦相手は強豪ひしめく大阪市内で3回戦に進出する実力をもつ鶴見橋中学校との対戦でした。
大阪大会 1回戦 九中 61対57 大阪市鶴見橋中
前半 試合序盤(写真1)は九中ペースであった。センターのポストプレイや1vs1から得点を重ね、2点リードで1Q目を終えた。が不安はあった。「相手は3Pがとてもうまい」のである。現にほとんどの得点は、3Pシュートからであった。打つわ。打つわ、どこからでも。2Q目に入り、その不安は的中した。あっ、あっ。連続で3Pを決められる。ちょっと!待ってという間まなく流れは一気に相手チームへ。
ここはタイムアウト!!とるも流れは変わらない。逆転を許し、一気に14点差をつけられ試合中盤(写真2)を折り返す。前半のうちに3Pを8本(24点分)も決められてしまったのである。これは痛い。
後半 ハーフタイムにはいり、顧問が立つ。2つの指示を入れる。「1つ、いい体勢、いいタイミングで3Pを打たせるな。」「1つ、得点板を見るな。0対0の気持ちで!こつこつ点数を重ねていけばいい。」力が均衡していれば、流れに乗ったチームが勝つのが世の習。アドバイスが効いたのか、後半開始早々流れをつかんだのは九中だった。
2年生センターのポストプレイから、ドリブル、幸先よくゴールを奪う。続けて2年生ガードの3Pが決まった!!相手は防戦一方!一気呵成!流れは九中のものだ。このピリオドだけで九中は、20点を奪った。1点差までに詰め寄った。もう、点差はないも同然。チームがひとつとなり勝利を追いかける。最後4Q目に入った。入れて入れられのシーソーゲーム。緊迫した攻防が続く。流れをつかんでいた九中が試合終了7秒前、ついに同点においついた。
試合は延長戦に突入。4月の大会が顧問の頭に浮かんだ。あの試合で・・・九中は接戦を逆転され、落としたのだった。顧問が活を入れる。選手たちの顔を見る。大丈夫。「あの悔しさを二度と味わわないために練習してきた。あの敗戦から学んだものは大きい。今それを生かす場面だ。」
不安はない。延長に入った。しかしなんということだ。2年生エースが5ファウルで退場してしまったではないか。一抹の不安が・・・。絶体絶命のピンチを迎える。顧問の檄がとぶ。応援席の部員がベンチから声援を送る。コート上の5人の背中を押している。退場して悪くなった流れもなんとか踏ん張って延長も、57-57同点で終える。再延長である。ここからは、樋口一葉たけくらべ、いや我慢比べである。顧問「最後は気持ちの勝負。コートの中でも、外でも声をだして、みんなで勝とう。」1プレー1プレーに会場が沸く。緊迫した雰囲気の中、3年生センターのリバウンドからの得点、2年生センターの1vs1、つながる籠球!最後に副キャプテンのシュートが決まる!!61-57!ぴー。試合終了。36分にわたる死闘に決着がついた瞬間だった。喜びに沸くベンチ(写真3)、コート上を跳ねる5人。喜びと安堵から号泣する部員。勢いにのった九中はその後2回戦で枚方三中に勝ち、3回戦まで駒を進めることができた。
顧問「1年の時から礼儀正しく、素直に、努力を惜しまず、一生懸命練習してきた3年生もいよいよ次の大会が最後。相手は強豪11中。自分たちの3年間、全てをぶつけて最後の大会に臨む。」
敗戦から学んだものは大きい。今それを生かす場面だ。顧問 S