であいとつながりをもとめて

自分の「一歩」はどうか

     ~冬休みを迎えるにあたって 

 いよいよ明日22日(金)に2学期終業式を迎えます。この2学期は、みなさんにとって、どうだったでしょうか。この間、三者懇談会の場を設定し、先生方と保護者の方を交えて「2学期の学習面、生活面でのふり返り」を丁寧にしてきたことだと思います。保護者の方には、お忙しい中時間を調整していただきありがとうございました。その中では、頑張って達成してきた部分とまだまだ大きな課題がみられる部分とそれぞれに見えてきたことだと思います。ふり返ったことは、この次のステップにしっかり生かしてほしいと思います。

 六中全体としてみれば、2学期大きく動き出したのが、何といっても「創立70周年記念体育大会」だったと思います。競技でも応援でもそして運営面においても、一人ひとりが全力を尽くし、「絶対成功させるんだ」という気持ちが伝わってくるものでした。まさに、生徒会スローガン「心を一つに」を体感するような取り組みとなったと思います。また創立70周年記念らしい演出もたくさんあり、大いに盛り上がった大会でした。この体育大会を皮切りに、それぞれの学年の課題に応じた取り組みがすすめられていきました。

 1年生は、「ちがいを認め、仲間の頑張りを認めあおう」というテーマで、道徳や社会科の授業で学んだことと重ねて取り組んだ校外学習でした。班活動をベースに、お互いの良さを見つけ、仲間と協力することを大切にしてきました。果たしてどれくらいの達成度だったでしょうか。NPO法人「サンフェイス」さんの「人間誰でも、得意、不得意がある。そのことを知ったうえで、お互いにサポートしていくことが大切。」という話は、1年の学年スローガンにつながるものでした。コミュニケーションを円滑にすすめる三つのキーワード「視覚的、具体的、肯定的」は、実践できていますか。またSPトランプカードを使っての進路学習では、自分の性格と仕事を考えるいい機会になったのではないでしょうか。ただ自分が感じている「今の自分の10枚のカード」だけでなく、残りの42枚の中にも自分の力や可能性が隠されているということも忘れないでください。

 2年生は、何といっても職場体験学習の取り組みが大きかったと思います。40もの事業所の方々にお世話になったことで、自分の頑張りが創られたことに感謝してください。報告会で話を聞いていて、みんなが共通して実感したことは、「『頑張ってるね』『助かるわ』『ありがとう』という言葉をかけられたことが、とても嬉しかった。」ということでした。これは、自分自身が相手に対して、肯定的な柔らかい言葉をどれだけかけられているかをふり返るいい機会になったことだと思います。そして「いのちと性を考える」学習では、相手のことを大切に思う気持ちがあって、はじめて「愛」が芽生えるのが人間の世界であるという話は、一人ひとりが深く考えてほしいものだと思います。

 3年生は、中学生最後の体育大会を全員が声をかけあい、頑張り、さすが3年生と感じるほど盛り上げてくれました。その体育大会が終わると、進路にむけて本格的に動き出しました。高校の体験入学や説明会に足を運んだり、進路選択に向けての懇談も、何度ももってきました。なかなか自分の気持ちが整理できず、迷うことも多かったことと思います。また「勉強をしなければ」と思う気持ちは強くあるけど、「なかなか思うように進まない」等といった人もたくさんいたことと思います。それでも、ようやく少しずつ方向性が見えてきました。先日は、昇陽高校の先生に来ていただいての「面接講座」を行い、第一印象をしっかり見てもらうために、普段から考えておかなければならないことも感じたことと思います。年が明けると、いよいよ入試シーズンに入ります。しっかり前を向きながら、焦らず一歩一歩団体戦で乗り越えていきましょう。

 

年初めに「夢や目標」をたてましょう

 さて年末・年始と何かとあわただしい冬休みに入ります。2学期は、大きな行事や取り組みがたくさんありましたが、一番のベースは、何といってもやっぱり日々の授業でした。自分の集中力や達成度をしっかりふり返っておきましょう。冬休みは、そこの復習をする絶好の機会です。特に3年生は、進路獲得に向けての学習に集中する時です。自分だけでなく、仲間も頑張っていることを忘れずに、しっかり取り組んでください。それが団体戦です。

 

クリーン作戦30周年!

12月16日(土)には、六中伝統となっている「クリーン作戦」が行われました。1987年、学校が荒れた状態だった時「自分たちの学校は、自分たちできれいにしよう!」との呼びかけのもとで始まったクリーン作戦。今年がちょうどクリーン作戦30周年ということになります。70周年の「伝統をうけつぎ 未来をつくる」というテーマそのままに積み上げてきたこの取り組みは、今年もたくさんの参加のもとで行うことができました。保護者の方や地域の方々の協力もたくさんあり、整美委員を先頭に子どもたちは草抜きや溝掃除等に頑張ってくれました。また今年は、庄内小学校留守家庭児童会の子どもたちも応援にかけつけ、六中生と一緒に「あいさつロード」の清掃をしてくれました。清掃と並行して、恒例の餅つきも実施。地域の方、保護者の方の協力のもと、生徒会執行部の「もちつき隊」や「調理組」も頑張って取り組み、クリーン作戦終了後には、皆がおいしそうに雑煮やあべかわ餅を食べることができていました。本当にご苦労さまでした。

 

セアカゴケグモに注意!

 クリーン作戦でグランド周りの溝掃除をしていたところ、「先生、セアカゴケグモがいた!」との声に、驚いて駆けつけてみると、そうだと思われるクモと卵がありました。その周辺の溝の蓋の裏側には、同じようなクモと卵がいくつも見つかりました。見つけたものについては、その場で処理をしました。調べてみると、豊中市内でも多くの地域でセアカゴケグモが見つかっているとのことでした。セアカゴケグモは毒をもっていますが、おとなしいクモなので、触ったりしなければ刺されることはないものです。子どもたちには、十分注意するように話をしていますが、お家でも話をしていただけたらと思います。

 

 

連 絡

保健体育科の永井港先生は、ご本人の父親の介護をする状況となったために、2学期いっぱいで辞めることとなりました。3学期の1年男子の保健体育の授業については、代わりに生徒指導主事の本田康介先生が行うこととなります。

ご理解、ご協力のほど、よろしくお願いします