であいとつながりをもとめて

  70期生から託された…

 3月14日(火)に、70期生最後の授業となる「卒業式」が行われました。当日は、大変穏やかな天候に恵まれ、豊中市教育委員会大源教育長をはじめ、たくさんの来賓の方、保護者の方がお祝いにかけつけていただき、とても素晴らしい式となりました。卒業式

 卒業生「決意のことば」では、後輩のみなさんに「六中の未来を託す」思いがしっかり語られていました。後輩の1・2年生も、そんな3年生の思いにこたえるべく、きっちりとした姿勢で式に臨み、「卒業生を送る歌(はばたこう明日へ)」では、大きな声で気持ちを込めた歌声を響かせてくれました。

◆後輩のみなさんへ(決意のことばから)

 「3年生になると進路という壁があり、勉強も難しくなってとても大変になります。ですが、私たちはお互いに支えあって、乗り越えてきました。仲間がいてくれたことが、私たちの宝です。そんな仲間づくりをみなさんの力で頑張ってください。私たちは、みなさんにとって『いい先輩』だったかと言われれば、あまり自信はありません。それでもクラブ活動や生徒会活動などで、みなさんとともに活動できたことはとてもいい思い出です。一緒に活動してくれて、共に盛り上げてくれてありがとうございました。これからの六中をみなさんに託します。みなさんの『絆』で、もっともっといい学校にしていってください。」

 式の最後には、「卒業の歌(旅立ちの日に)」を70期生が、3年間の思いをしっかり胸に抱き、これから始まる未来の生活への希望をこめ、とてもすばらしい歌声を聞かせてくれました。今年はPTA創立70周年記念事業費より、「ひな壇」を新しく購入していただいたことで、一人ひとりの表情がしっかり見てとれるものとなり、より感動が大きくなったのではないかと思います。

 最後に、お忙しい中を子どもたちの門出を祝って、たくさんの方に式場に足を運んでいただきましことに子どもたちと共に感謝をしたいと思います。ありがとうございました。


バトンはしっかり受け継いだ

 そして3月16日(木)には、1・2年合同の合唱祭が行われました。70期生の歌声が余韻として残る中で、それをしっかり受け継いでいくという思いで、1・2年生は頑張ってくれたと思います。中学生活初めての合唱祭であった1年生だったので、どれだけやり切れるのか少し不安な思いもありました。しかし、そんな心配は杞憂に終わり、どの1の1合唱クラスもしっかりした歌声を発揮してくれました。そんな後輩の姿に負けてはならないと、2年生はやはり先輩としての意地と心意気で、素晴らしい歌声を披露してくれたと思います。3年生が卒業し、自分たちがこの六中を創りあげていくんだという思い、確かにバトンは受け取ったとの決意を感じることができました。当日、たくさんの保護者の方に子どもたちの応援にかけつけていただきました。本当にありがとうございました。

 さて、1・2年生は次のステージにあがります。4月には後輩を迎え、より「レベルアップ」した自分たち・学年・学校を創りあげていってくれるものと思います。

伝統をうけつぎ未来をつくる

 ~生徒会OBとの交流会

 創立70周年という節目にあたり、「伝統を受けつぎ、未来をつくる」というテーマのもとで取り組みをすすめています。第六中学校の70年ふり返るとき、やはり軸となってくるのが生徒会活動ではないかということで、3月18日(土)には、生徒会役員のOBの方に来ていただき、当時の状況やその中で取り組んできた思いを現役の生徒会役員が聞きとるという取り組みをしました。 

 この日は、長尾高人さん(44期生)、坂本裕貴さん(47期生)、神麻順子さん(52期生)を迎え、進行は70周年実行委員長でもある山下晃央さん(34期生)にお願いをしました。現役組は、前日の生徒会役選で承認を得たばかりの次年度前期会長の北野翔さん、副会長の松本拓馬さん、佐多颯太さん、書記の松井瑞恵さん、会計の瀬戸亮生さん、そして今年度後期会計の森岡岬さんのメンバーでした。OBのみなさんからは「自分を変えたかった。自分が変わらなければまわりは変わらない」「自分たちが学びたい場所を自分たちでつくりたい」「自分一人でできるものではなく、どのように共感できるのか」「自分たちが今必然とするものを楽しく元気に取り組んでいくこと」「そんな姿を後輩にしっかり見せていくこと」「六中では、仲間とは何かを考えつづけた3年間だった」など、当時の活動の様子やその思いを丁寧に語っていただきました。そんな思いを受けて、六中の誇れるところ、魅力ある学校づくりとして引き継いでいきたいことは何かを今の生徒会役員はしっかり考えてくれました。その中身につきましては、4月22日の記念式典の時に、発表してくれるものと思います。

保護者の皆様へ

今年1年間、いつもたくさんの保護者の方に応援していただいたことで、子どもたちは本当に頑張る姿を見せてくれました。そんな子どもたちの頑張る姿や学校の様子を少しでも届けたいと思い、「学校だより」も定期的に発行してきました。この4月には、六中も70周年を迎えます。引き続き、温かいまなざしを六中生に向けていただき、よりよい学校づくりをめざしたいと思います。本当にありがとうございました。