であいとつながりをもとめて

自分をあきらめず

人とつながり行動できる力を

自分を信じ、仲間を信じてエンパワメント

 あたたかな春の日射しが続いていた中でしたが、卒業式に続いて、当日はあいにくの雨模様となった入学式が、4月7日に開催されました。緊張した面持ちで107名の新1年生である72期生を迎え、たくさんの保護者の方、来賓の方にかけつけていただいた中で、無事に終えることができました。ありがとうございました。

 そして8日には、3学年そろって始業式を迎え、新しいクラス・学年となって、期待と不安が交錯する中、話を聞く姿勢もしっかりできた引き締まった始業式となりました。今年の学校スローガンは「自分をあきらめず 人とつながり行動できる力を~自分を信じ、仲間を信じてエンパワメント」としました。このスローガンの達成をめざし、新たな気持ちでスタートをきることができました。

 六中校長も、3年目に入りました亀谷です。本年度も子どもたちと共に、「一人ひとりにとって居心地のいい六中づくり」に取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。また、「学校だより」を定期的に発行し、学校での様子や情報をお知らせしたいと思っていますので、ご理解、ご協力をお願いいたします。

 

入学式にて

 入学式では、新入生72期生にむけて、「自治の力」を発揮すること・「仲間づくり」を大事に取り組むことを柱に、中学校生活を送ってほしいとの話をしました。

 中でも思春期を迎える中学生という時期に考えてほしいことを次のように語りました。

 「中学生という年頃は、友だちとの関係や勉強・クラブそして進路と、いろんなところで悩み、迷い、心がゆれることが多く出てきます。そのために友だちとぶつかったり、すれちがったり、落ち込んだりすることもあると思います。しかし、それはあって当たり前のことで、そんな自分の内にある思いをお互いが出し合うことで、解決していくことが大切なのです。しかし現実には、なかなか自分の思いを言えず、だから仲間の思いをわからないまま過ごしてしまうことが多くあります。だから私たちは、みなさんには中学生活の中で、『相手の気持ちに耳を傾け、自分の気持ちを言葉で伝えられる力』をつけてほしいと思います。そして、本当の自分の気持ちと向き合い、相手の思いを素直に受け止め、みんなが居心地のいい生活を送る中で、しっかり学力をつけてほしいと思います。」

きっと、その願いを受け止めて頑張ってくれるものと期待しています。

 その後、PTA役員を代表して、武田照美さんから、とてもあたたかい「お祝いのことば」を新入生に送っていただきました。

 そして新入生を代表して、松浦咲茅さんから誓いの言葉 がありました。

 

 

本日は、私たち72期生のために、このような盛大な入学式を開いていただき、ありがとうございます。

春のあたたかい日差しとさわやかな風の中、ドキドキワクワクしながら、この豊中市立第六中学校へと参りました。

私たちは六年間の小学校生活で、保護者の方や先生方、地域の方々からの助けを受けながら、『一致団結』や『心を一つに』を合言葉にして、大切な仲間と一緒に協力してきました。たくさんのことに挑戦し、助け合うことの喜びを学びました。その経験を胸に、この豊中市立第六中学校でも、前向きに取り組んでいきたいです。

中学生になると教科が増えたり、定期テストがあったりと不安なこともありますが、部活動が始まったり、体育大会や合唱祭などの行事があったりと、それ以上に楽しみなことがいっぱいです。この学校で学べる三年間に期待と喜びで胸を大きく膨らませています。   

最後になりますが、校長先生をはじめ、先生方にはあたたかいご指導をよろしくお願いします。私たち新入生一同は、歴史と伝統ある豊中市立第六中学校の生徒として、誇りを持ち、実りある中学校生活を送ることをここに誓います。

 

 それを受けて、生徒会会長の平山結衣さんから歓迎のことばを送りました。

 

 

 こんにちは。生徒会長の平山結衣です。

72期生の皆さん、入学おめでとうございます。私たちは、皆さんが入学してくるのを楽しみにしていました。

 小学校を卒業し、六中生となった皆さん、新しい制服の着心地はどうですか。今は期待と不安で胸がいっぱいだと思います。でも、大丈夫です。私たちが先輩として、お手伝いします。

 六中では、仲間づくりを大事にしています。学年の友だちはもちろん、他学年の人たちとも仲良くなり、仲間の輪をどんどん広げていってください。

 さて、皆さんは今日から私たちと同じように、この六中生徒会の一員となります。生徒会では、毎週金曜日の朝にあいさつ運動をし、その後には生徒会が中心となる生徒会朝礼があります。また、前期には主にスローガン決め、後期には三年生を送る会などもします。これらはすべて生徒会が中心となって、先生たちに頼らず、自分たちでつくっていきます。ぜひ、生徒会の委員会活動に参加し、私たちと一緒に更に心地よい六中をつくっていきましょう。

 そして、部活動も大切です。がむしゃらに一生懸命に取り組んでいってください。努力した分だけ必ず良い形で返ってきます。諦めず、仲間と共にがんばりましょう。

何かわからないことがあれば、優しい先生方や私たちに積極的に話しかけてください。これから一緒に手を取り合って楽しい毎日にしていきましょう。    

 

  最後に、担任、副担任等の先生方の紹介があり、入学式を閉じていきました。担任紹介

 72期生もしっかりできていたように思います。これから頑張っていきましょう。

新入生保護者のみなさま、これから3年間、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 始業式にて

 4月8日には、3学年そろってのスタートとなる始業式が行われました。新年度のスタートにあたって、今年度大事にしていきたい学校スローガンを紹介しました。学校スローガンは、表題のとおり「自分をあきらめず 人とつながり行動できる力を~自分を信じ、仲間を信じてエンパワメント」としました。始業式での話の一部を紹介しておきます。

◆ 昨年度は、「自治の力と信頼感を高めよう」というキーワードで取り組みましたが、本当に六中生は何事にも前向きに取り組み、しっかり頑張る姿を見せてくれたと思います。特に、年度末の合唱祭や卒業式では、地域の方や保護者の方からも「素晴らしかったです。感動しました。」とたくさん声をかけていただけたように、「集団の力」を見事に発揮して、「とても引き締まった、思いのこもった内容」を創りあげてくれたと思います。しかし、そんな力を見せてくれているみなさんも、一人ひとりを見たときには、友だち関係や周りとの人間関係に不安感を強くもったり、勉強のことやクラブのことで悩んで、後ろ向きになったりと、自信のなさを強く思っていると感じてきました。六中生自身もそのことは実感していて、昨年の生徒会スローガンも、「自分たちから~積極性は仲間を認める温かい心から」ときめ、自信をもって積極的に取り組もうとすすめてきたものでした。だから、今年の学校スローガンの中に、「自分を信じ、仲間を信じてエンパワメント」をあげたいと思います。皆さん一人ひとりには、生まれながらにして様々な力や可能性があります。そんな自分の内にある力や可能性を引き出し、個人や集団が「生きる力」を発揮していくことをエンパワメントと言います。

◆ 今年度、第六中学校では、大阪府教育委員会から「スクールエンパワメント推進事業」を受けています。これは、学力向上に向けて、学校をあげて積極的に取り組んでいくことで、個人や集団がエンパワメントしていこうという事業です。私たちは、皆さん一人ひとりに確かな学力をつけてほしいと考えています。私たち教職員も、「わかる授業」をつくるための研究は取り組んでいきたいと思っていますが、何といっても授業をつくる主体は、みなさん自身です。「わかりたい」「学びたい」という気持ちをもって、「人の話や意見をしっかり聞き、じっくり考え、集中して取り組む」ことが大切です。さらに、家庭での学習にもしっかり取り組んでいくことで自学自習力をつけ、「学ぶ力」をつけていってほしいと思います。

 スローガン達成に向けて頑張ってほしいと思います。

  始業式の後、前年度後記生徒会役員の退任のあいさつを代表して谷岡将吾さんからありました。引き続いて、今年度前期生徒会役員の認証式を行い、代表して平山結衣会長から力強く決意のあいさつを行いました。

続いて1年生と2.3年生との「対面式」が行われました。いよいよ生徒会活動もスタートします。