であいとつながりをもとめて

  人は仲間に支えられることで大きな困難を乗り越えられる

上の言葉は、5月2日の全校朝礼で子どもたちに伝えた言葉です。覚えておられる方もいらっしゃると思いますが、3年前のセンバツ高校野球の選手宣誓の中のフレーズです。3年前、東日本大震災が起こった直後に開かれたセンバツで、東北の高校生が選手宣誓の大役にあたり、その中で伝えたメッセージです。あの震災と津波で、たくさんの方の命と生活が奪われ、悔しく、悲しい思いがいっぱいの中だけど、仲間を信じ、未来を信じて必死に前を向いて歩き出そうとしている高校生の叫びです。六中生にも学校生活の中で、ぜひこの言葉の意味を実感してほしいと思っています。

4月もあっという間に過ぎました。ここまでは新年度の緊張感でいい滑り出しをしたと思っています。しかし慣れ始めた5月が本当の意味でのスタートだと考えていいと思っています。これからが、六中生の「自治の力」が問われてきます。お互いに一人ひとりの思いをしっかり受けとめながら、お互いに高めあうことのできる人間関係づくりを、自分たちの力で創りあげていってほしいと思います。

さて連休明けの8日には、第1回目の実力テストが行われました。3年生にとっては、進路という大きな壁に立ち向かい、未来にむけて歩き出すためのスタートを切ったわけです。実力テストは、この1年間で4回行う予定です。これは、一人ひとりが「入学試験」を乗り越え、進路を獲得していくために、それを突破するだけの力をつけるために行っているものです。だから、きっと今回の実力テストは、一人ひとりにとって非常に厳しい結果となっているかもしれません。「点数が悪かった」とあたふたするのではなく、自分の課題を見極め、今後その教科の内容を自分のものにしていくためにどのように学習を進めていけばいいかという計画を立てることが今回の大きな目的だと考えてください。保護者の方も、「点数」だけに意識がむくのではなく、これからの学習のあり方についてアドバイス等をしていただければと思います。

進路という大きな壁を乗り越えるためには、やっぱり仲間の力・支えが、大きな自分の力となります。「人は仲間に支えられることで、大きな困難を乗り越えられる」という具体的な取り組みを、どの学年でも・どのクラスでも・どのクラブでもすすめていってほしいと思います。

その仲間づくりの一歩として、それぞれの学年では、大きな行事に向けての取り組みが始まっています。中でも、3年生の修学旅行(6月4日~6日)、2年生のキャンプ(6月10~11日)については、15日(木)に「保護者説明会」を予定しています。授業参観及びPTA総会の後の時間(1年生は学級懇談会)ですので、たくさんの方の参加をお待ちしています。

 ◆  一生懸命な姿に出会えました

4月中旬から下旬にかけて、多くのクラブで「豊能地区春季大会」等の試合が行われました。私も、「子どもたちの頑張っている様子を応援しよう」との思いで、時間の許す限りいくつかの大会(試合)に出かけました。期待通り、「六中生の一生懸命な姿」「試合に負けていたとしても、最後まであきらめないで頑張っている姿」に出会うことができました。もちろん勝負の世界ですから、勝者と敗者ができてしまうのは仕方のないことですが、「自分らしさを発揮することができたのか」「仲間と力を合わせて頑張れたのか」がとても大事なことだと思っています。また明日に向けて、どのクラブも頑張ってください。

<豊能地区春季大会の結果~おめでとうございます>

その春季大会において、「優秀な成績をおさめた」ということで、賞状を頂いてきたクラブについては、5月2日の全校朝礼で表彰しました。(以下の通りです)

●剣道部

女子団体の部   第3位 

個人の部       第3位 村上  愛弓 さん    

                           第3位 上江洲 さくら さん

●ソフトボール部   第3位

●女子バレーボール部 優 勝

 

◆  家庭訪問ありがとうございました

4月28日より5月2日(1年は7日)まで、家庭訪問を実施させていただきました。お忙しい中、日程調整をしていただき、子どもたちの家庭での様子や保護者としての思いなどをいっぱい聞かせていただいたと聞いています。本当にありがとうございました。

中学生という年頃は、気持ちが大きく揺れ動き、悩み苦しむ時期だと思っています。ですから、家庭と学校とが力を合わせて、子どもたちを見守り、サポートしていくことが大切だと考えています。これからも、子どもたちの様子に気になるようなことがありましたら、いつでも声をかけていただきたいと思います。また私たちも、何かあればご相談させていただきたいと考えています。今後とも、よろしくお願いします。

◆  教育長の学校訪問がありました

5月8日には、豊中市教育員会より大源教育長及び上杉教育監が、第六中へ学校訪問に来られました。はじめに、美しい花で彩られた中庭やその和やかな空気につつまれた学校の様子に、「いい雰囲気ですね」との声をいただきました。その後、学校の状況等を説明させていただいた後、授業中の様子も見学されましたが、「子どもたちの熱心な姿」「落ちついたいい表情で授業を受けている姿」等に対して、とても感心していただきました。

 

*12日(月)からグランドの傾斜改善工事が入ります。工事期間は、1~2週間程度となります。プール側の南面が、その間使用できなくなります。ご理解お願いします