であいとつながりをもとめて    令和元年(2019年)9月20日

六中体育大会 ザ・ファイナルへ 

 いよいよ来週26日(木)には、六中最後の体育大会が開催されます。現在子どもたちは、体育大会成功に向けて、全体練習・学年練習や各クラスでの応援の練習、応援旗作成等と前向きに取り組んでくれています。今年は「六中体育大会ザ・ファイナル」と位置づけ、「仲間と共につなぐ想い」という生徒会スローガンの達成に向けて、次の庄内さくら学園中学校に「自治の力と仲間づくり」という想いをしっかりつないでいこうと頑張ってくれています。六中では、「一人ひとり体育大会にかける思いはそれぞれに違うけれども、そんな違いを認め合いながら、自分なりに全力をつくし、心を一つに盛り上げていくんだ」との思いのもと、「自分たちの行事は、自分たちの力で創りあげていく」ことを大切に、これまで取り組んできました。ファイナルとなる今年の体育大会では、そんな思いをいっぱいに、六中らしい体育大会をみんなでつくってくれるものと思います。
 地域の方、保護者の方々には、お忙しいとは思いますが、そんな六中生の姿をぜひ見にきていただき、心からの応援をしていただければと思います。

 第十中学校では、正門横のフェンスに第十中学校生徒会の横断幕が掲げられています。そこには、「ともに咲かせよう みんなの笑顔~2020年4月庄内さくら学園中学校開校へ!!」と書かれてありました。これは、「来年4月に開校する庄内さくら学園では、みんなの笑顔の花を咲かせていけるように、六中生と十中生がともに手をとり、創りあげていきましょう」との思いが込められています。残りの六中での生活を充実したものとし、やがてくる中学校に思いをつないでいければよいと思います。
 

十中横断幕

 

六中の閉校式は、来年2020年3月21日(土)
 

 学校評議員の方及びPTA役員団で「閉校」(Hey,Go)準備委員会を組織し、閉校に向けての取り組みについて協議をすすめているところです。現段階できまっている大まかな状況をお知らせします。
 閉校式については、2020年3月21日(土)10時より、六中体育館で開催する予定です。保護者の方だけではなく、六中への思いをもつ卒業生の方や地域の方々にも広く参加していただけるようにする予定でいます。(午後には、PTA企画も考えています。)
 また、六中校舎が最後となることもあり、航空写真を撮り、記念品としてクリアファイルに残していきたいと考えています。
 

全国学力・学習状況調査からみる六中生の課題

 4月18日(木)に実施されました全国学力・学習状況調査(中3対象)の結果が届きました。個人票については、先日子どもたち(中3)に返却していますので、各自の課題等については見ておいてほしいと思います。ただし、この調査結果はあくまでも学力や学習状況の一部であり、生徒の学力状況や教育活動すべてを表すものではありません。その上で、六中生の今年(73期生)の全体的な状況や課題等について、この紙面を借りてお知らせします。( )内の数値は、昨年のものです。
【1】 教科にかかる結果概要について
<国 語>
 全般的にはまずまずの結果でしたが、学習指導要領の領域でいえば「書くこと」(評価の観点では、「書く能力」)に少し課題が見られる。また昨年度に続き、無解答率が低くなっている傾向がみられるが、とりわけ短答式・記述式に顕著である。「国語の勉強は好きですか」では、「肯定的評価」が81.3で、府59.0、全国61.7と比べてもかなり高くなっており、「国語の授業の内容はよく分かりますか」でも、「肯定的評価」が92.5で、府76.8、全国77.6と比べて高くなっている。
<数 学>
 すべての領域、評価の観点で少し課題が見られたが、とりわけ「関数」分野に課題が見られた。また無解答率については、記述式等で少し高くなっている。
 「数学の勉強は好きですか」では、「肯定的評価」は51.3(61.0)で、府58.2(52.1)、全国57.9(53.9)と比べて低くなっており、「数学の授業の内容はよく分かりますか」でも、「肯定的評価」は71.3(74.0)で、府75.6(71.8)、全国73.9(71.0)と比べて少し低くなっている。
<英 語>
 全般的には、まずまずの結果でしたが、学習指導要領の領域でいえば、「聞くこと」については高くなっているが、「書くこと」については少し課題が見られた。無解答率を見ると、問題の内容によって若干高くなっている部分と低くなっている部分があることが分かる。なお、今年度試行的に実施した「話すこと」では、まだまだ課題が見られた。
 「英語の勉強は好きですか」では、「肯定的評価」が56.3で、府54.4、全国56.0と比べてあまり差異はなく、「英語の授業の内容はよく分かりますか」では、「肯定的評価」は61.3で、府66.2、全国66.0と比べて少し低くなっている。
【2】 基本的生活習慣について
 基本的生活習慣の「早寝・早起き・朝ごはん」等の項目については、これまで改善傾向が見られてきていたが、今年度の数値を見る限りまだまだ「できていない」ポイントが、府・国と比べても高い傾向がみられる。「朝食を食べていますか」の項目では、「あまりしていない・全くしていない」を合わせて15.0(9.0)になり、府9.7(10.9)、全国6.9(8.0)と比べてかなり高くなっている。「同じくらいの時刻に寝ていますか」「同じくらいの時刻に起きていますか」でも、「できてないポイント」が、若干高い傾向が見られた。
【3】 自己肯定感について
 自己肯定感の項目については、「自分によいところがありますか」の項目で肯定のポイントが高く(府より高い)なってきているが、強い否定のポイントはまだ少し高い傾向がみられる。「夢や目標」については、肯定的な層が府・国より高くなってきている。「ものごとをやり遂げてうれしかった」では、強い否定は0ポイントであった。少し自信をもって取り組んでいけている状況がみられるが、「学校が楽しい」では、肯定的評価が少し低くなっているのが気がかりである。
「自分には、よいところがあると思いますか」では、「当てはまる」が33.8(18.0)
で、府25.1(29.0)、全国29.0(33.7)と比べて大きく上回っている。一方「当てはまらない」は、10.0(8.0)となり、府5.4(8.4)、全国4.2(6.0)と比べ高くなっている。
【4】 学校活動と人間関係について
 「いじめは、どんな理由があってもいけないと思う」項目では、「当てはまる」という層が、高い傾向がみられるが、一方で「当てはまらない」と回答する層も高い傾向があり、これが昨年度とは反対の傾向となっている。「当てはまる」が83.8(67.0)で、府76.2(78.5)、全国78.3(80.7)と比べてずいぶん高くなっているが、「当てはまらない」でも六中5.0(2.0)で、府1.7(1.9)、全国1.3(1.5)と比べて高くなっている。「人の役に立つ人間になりたい」では、府・全国と比べて少し低い。
【5】 家庭学習について
 家庭学習の習慣については、「学習貯金ノート」等の取り組みで少しついてきているようで、「自分で計画を立てる」の項目の肯定的評価が、はじめて府・国より高くなっている。家での学習を「全くしない」が6.3ポイントで府8.0・国4.4と比べても、少し改善傾向がみられる。また3時間以上の層が15.0で府13.6、国9.9と比べて高い傾向がみられる。また今年は読書の項目が高い傾向があり、特に「読書は好きですか」では、肯定的回答が81.3で府61.1・国68.0と比べてもかなり高い傾向がみられる。
「家で計画を立てて勉強しますか」では、「全くしない」が10.0(26.0)で、府16.2(17.8)、全国12.2(13.0)と比べて低くなっている。「している」をみると18.8で府14.2、全国14.9と比べて高くなっていることがわかる。
【6】 授業づくり等について
 授業づくりにかかわっては、「話し合い活動を通じて自分の考えを広めたり、広げたりできている」で肯定的回答がずいぶん高い傾向がみられる。昨年課題であった「自分で考え、自分から取り組む」でも、府・国より高い傾向が見られた。これらのことはSE推進事業の「主体的・対話的で深い学びのある授業づくり」の取り組みの大きな成果であると思われる。また昨年低かった「地域や社会への関心」や「読書が好き」の肯定的回答が、府・全国と比べて高い傾向がみられる。
「自ら考え自分から取り組んでいたか。」では、「当てはまる」が31.3(17.0)で、府26.8(24.2)、全国29.3(26.3)と比べて高くなっている。「話し合う活動を通じて、自分の考えを深めてり広げたりできている」では、「当てはまる」が50.0(30.0)で、府24.9(26.9)、全国28.3(32.4)とくべてかなり高くなっている。「どちらかといえばそう思う」まで広げると、86.3(71.0)で、府67.5(69.2)、全国72.8(76.3)とかなり高くなっている。とりわけ 「道徳の授業」をみると、肯定的回答が88.8ポイントで、府70.0、国76.6と比べてかなり高い傾向がみられる。