桜井谷小学校 3年生が 二中の「郷土資料室」に来ました!! (1月23日)

 阪神淡路大震災のときに倒壊した倉庫の中にあった農機具や生活道具を地域の方が二中に寄付していただき、それを展示して開放しているのが、「郷土資料室」です。北館1階に二部屋あります。二中生は、ほとんど見たことがないですが、校区の小学3年生や5年生が利用しています。

 今日1月23日は桜井谷小学校の3年生3クラスが「郷土資料室」で勉強しました。一つ目の部屋は、「昔の農機具」の部屋。桜井谷地区は、今でこそ住宅街ですが、数十年前までは、農村地帯。(今では信じられませんね。)牛もおり、のつぼもあり、農繁期の学校休業もあったと聞いています。「農ある学校」とよんでいる校区の桜井谷小学校では、今グランドにあるたんぼで米作りもしています。小学校で米作りのお手伝いをしてくださっている地域の方には、農業に携わっておられる、またはおられた方がほとんど。(残念ながら、昔のお話を聞く機会も少なくなりました。)当然地域には、まだたくさん農機具が残っているのです。 

 部屋に入ったところには、大きな水車が飾ってあり、もみがらを風で飛ばす機械・唐箕(とうみ)がどんと置いてあります。唐箕や足踏み脱穀機などは5年生が実際に米作りのときに使っています。

 鍬(クワ)や鋤(すき)もいろいろな形があり、それぞれ用途が違います。説明は、担任の先生方にしていただいていますが、誰もこれらの道具を見たこともましてや使った経験もなく、事前に下調べに来校し、しっかり勉強してから子ども達に説明しています。

 もう1つの部屋は、「昔の生活」の部屋。昔なつかしの生活道具類が置いてあります。初期の冷蔵庫、ちゃぶ台、タバコ盆

火鉢、計算機、番傘、火のし、釜、しょうゆ樽など校長がいかにも知っているかのようにしゃべっています。昔田舎のおばあちゃん家にあったのを思い出したり、TVで見た記憶をたどったりして。3年生の児童たちには、全てが新鮮なようです。

時間が短いので、あっという間に見学は終わってしまいました。「また来てね。」